2024年新社屋でお待ちしております 2024/01/16
あけましておめでとうございます。
令和6年能登半島地震により犠牲となられた方々に心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
さてさて、当社は昨年春に大宮の2駅隣、上尾市に引っ越してから、もうすぐ一周年
看板もピカピカの新社屋。駐車場は大型トラックもラクラク♪
ご来社は遠慮なくお車でも!
旧社屋2フロア足したよりもっともっと広々快適な3倍の面積で、大きい修理品も入れるのに苦労しません。社員は階段を上り下りしなくて済むようになり、そうすると今度は運動不足が気になってきたので、お昼休憩のあと全員でラジオ体操することになりました。半年ほど続けたら前より体が柔らかくなり、調子が良くなった気がしますのでオススメです。
こんな感じで新年からみなさまのご依頼、バッチリ準備が整っていますので、故障やオーバーホールでお困りならぜひ当社をファーストチョイスに。
得意分野をもつ個性豊かな社員です。
修理の品質には皆こだわりがあります。
新社屋に移ってばかりの頃は、快適なLED照明も大型エアコンもまだ届いてなかったため、ご来社のみなさまを案内しているおなじみの会議室(兼・社員リフレッシュルーム)にとりあえず机を並べ、最初に修理したのが、このパーティクルカウンター用プリンタです。
測定した粒子の状態をプリントするものですが、フィードボタンをいくら押しても紙が入っていかず、プリントできないとのこと。
ボタン押しても反応なし。
手動ダイヤル無い機種なので、これでは紙をセットできません。
ボタンをいくら押しても確かに全く反応が無かったので、よくあるボタンスイッチ(タクトスイッチ)の不良かな!?だといいな!?スイッチ1個の交換ならスグだし…と淡い期待でテスター当ててみるも良好。ボタンをまとめてコンピュータに送っているマトリックスICへ経路も断線無し。うーん、困った。
内部は年数の割にきれいな状態。右の写真の基板下にはセンサーが見えます。
センサーが誤情報を出力して動かない例もありますが、今回の原因は別のところに・・・
こりゃ制御回路とか複雑なところを時間かけて調べなきゃアカンのかと、だいぶ落ち込みながら、ふとモーターも気になって電圧を加えてみたところ、動きがギクシャク。これだ!
故障してたのはスイッチや回路じゃなくメカでした。
フレキシブルケーブルの付いた基板の裏にモーターとギアが装着されています。
慎重に取り外しました。
外れていたレールをビシっとはめ直してボタンを押すと、さっきまで微動だにしなかったプリンタに紙がスムーズに入っていくではありませんか♪
なんだか楽しくなってきて、もう検証は十分終わっているというのに何度も紙をフィードさせてはほっこりした気分に浸っていました。
まだ電子レンジを旧社屋から移送してなくてお弁当も温められなかったのですが、この日のお弁当はなんだかとても美味しかったです。
機器が直って正常に動くようになるのを見るのが
なにより嬉しいのです。
製造終了している工場用機器では、一部の機器(今回はプリンター)が故障すると全システムの更新が強いられコストが嵩みますが、当社は故障した機器のみ修理対応してシステム全体を蘇らせた例も多数あります。
これはダメかも、と諦める前にまずはご相談を!いつでもお待ちしてます。
最後のネジで・・・。 2021/11/18
三島です。いつもありがとうございます。
とあるパソコン修理の出来事で、
分解、部品交換、組立まで進んで、
最後のコネクタネジがかじるという、
何とも痛ましい事態に遭遇しましたので、
ご報告です~。
写真のここの部分コネクタの六角スペーサーのネジが噛み折れてしまいました・・・。
最後の最後でなんだよ~~ となっておりました。
ドリルで折れネジを除去したのですが、若干残っています。
あ!ちょっと前のブログにも似た現象が出ている。いかん!ピアテクはネジ折ってばかりじゃん。
まあ。しょうがないです。こういうことはどこでも日常的に発生します。(?)
で、残ったネジもろともタップを切ろうとすると、タップ折れというご臨終状態になりますので、
丁寧に折れネジの残留物を取り除くことに。
で、安そうなマイナスドライバーを削って
グリグリしてメネジに沿うように残っている
折れネジ君を引き出そうとしてみました。
無事に取れました!
あー、よかったー!
パソコンのコネクタを挿してネジで固定という当たり前の行為ができるようになりました!
身の回りにあるものが当たり前に使えることに感謝しなければ!
とりあえずクルマを洗車機でなく、手洗いしてみよう。
清掃は点検なり、と言いますしね。
ネジ折れが少なくなりますように、と願いを込めて。かな?
脱脂洗浄のはなし 2021/10/07
三島です。いつもありがとうございます。
今日は脱脂洗浄についての出来事についてつらつらと。
写真のローラーですが、購入時はベアリンググリースが封入されています。
でも真空環境に入れてしまうとアウトガスが発生するので脱脂するのですが、
これは樹脂でがっちりシールドされています。
開放型のベアリングであれば見た目と回転感で脱脂できたか判断できますが、
シールド内部のグリスがどのくらい残っているか判断が難しいところです。
IPAを入れて超音波洗浄してみようとやってみました。
しかしどの位洗浄すればいいのか検討がつかず、
やや短め(それでも30分)で、テスト機に搭載しました。
すると・・・、ローラーから茶色のゴミが出ているとの一報が!!!
お客さんから写真が送られてきて見てみると、バッチリグリスじゃないですか・・・。ガーン!
ということで、別のモノで半日超音波洗浄をやってみると、30分の時よりは明らかに
グリスの残留感は減りました。何というか油分が無くカラカラです。
これならおそらく、使用中にグリスの析出はないのでは、と思います。
ただ半日(6hくらい)超音波をかけないと使えないというのも、効率が悪いので、
薬液をIPAからより洗浄作用の強いアセトンに変えて1hかけてみました。
結果、抜け切っていないような・・・。はたまたこのグリスにあっていないような・・・。
すみません、この話の結論はまだ先です。
「改めて思うけど、洗浄作業の条件出しは時間がかかるんだなぁ」
という話でした。
ところで、、、
一部、お預かり品の納期でご迷惑をお掛けしております。
部品入荷遅延が多いです。すみません・・・。
というわけで、なかなか忙しくさせて頂いておりますが、
修理の件で何かありましたら、ぜひお声がけください!
ありがとうございました。
ネジかじりの顛末 2021/09/14
三島です。いつもありがとうございます。
仕事上のちょっとした自慢やご提案を書くのがこのブログの主旨ですが、
あんまり思いつかないので、失敗談を・・・。
とある分解作業で、SUSのキャップボルトがかじり(焼き付き)ました。
緩める方向です。今までも軽度のものは何度かありましたが、
緩める方向にがっつりかじったのは初めてです。
ボルトがSUSで、相手のメネジもSUSなので、摩擦熱が発生しやすいんですね。
この物品は相手がアルミでヘリサートが入っている部位が多く、これには
ネジ山を潰さないようにとても注意していたのですが、ちょっと油断していたのかもしれません。
で、その後ネジを折ってしまいました・・・。
この場合の工程ですが、折れネジの除去⇒タップ加工となります。
この先の結論は、タップも折れたです・・・。(泣)
折れネジの除去ですが、ハンドドリルでもんで、取ったつもりでした。
その後タップ作業を行ったのですが、この折れネジ除去が甘く、残骸が残っていたのか、
またもやかじってしまい、脱出を試みましたがタップまで折ってしまいました。
本当に「ガーン!」と効果音が鳴っている錯覚がありました。
さらにこれを除去しようと少し試みましたが、・・・無理でした。
調べてみると放電加工をやらないと取れないようです。
結局、部品取り品に交換し、お客様に迷惑をお掛けすることは避けられましたが、
いい勉強になりました。
みなさまもSUSネジのかじりにはお気を付けください!
穴ピッチ用ノギス 2021/08/03
三島です。いつもありがとうございます。
さて今回も使ってみたら便利だった工具をご紹介します!
穴ピッチデジタルノギスを購入しました。
新潟精機さんのGDCP-200AAというものです。
下の写真のような穴ピッチを測る際に、正確な寸法測定って結構難儀してました。
というか、失敗も多く、加工屋さんから納品されて付けてみたら微妙に穴位置が違うということも
普通にありました。
そこで見つけたのが、穴ピッチ測定用のノギスです。
ノギスのジョウが円錐型になっており、穴に指すと必然的にセンターが出てくれるという優れものです。
↓こんな感じで穴に刺して測定できます。
ウチの会社では電気モノの修理が多いですが、ときどきこのような機械モノも
やっておりまして、現品採寸はなかなか手こずっていました。
これからは穴ピッチはお任せあれ、でございます。
はんだ除去 2021/07/05
三島です。いつもありがとうございます。
のっけから結論ですが、
道具ってやはり大事ですよね。
はんだ吸い取り器をはじめは一体型のものを使っていました。
何故なら安価だし、スペースとらないし、これはいいやと思っていました。
でも使っているうちになんか吸引力不足かな、と思う場面がちょいちょいありまして、
自分の腕の問題だと思ってあきらめたり頑張ったりしていました。
がしかし、どうしてもステーション型が欲しくなり思い切って
買ってみたところ・・・、
とてもいい感じです。
はんだ除去にかかる時間がだいぶ減りました。
はんだ除去って、5秒で終わったり、5分かかったり、50分かかったりで、
時間管理できない作業内容で、悩みどころでしたが、だいぶ改善できました。
毎日使う大事な大事な商売道具なのに、もっと早く取り入れておけばよかった、
という反省文でした。。。
TOKUDA 真空計 HFT-4 FAN交換 2021/06/04
三島です。いつもありがとうございます。
とても古い真空計のFAN交換をしましたので、ご紹介します。
TOKUDA製 HFT-4というもので、写真の通りとても古いのですが、
FAN交換と清掃整備のご依頼をいただきました。
FAN交換だけでそれ以外の機能は動いていたんですね。失礼ながら。
FANの形状はセスナ機のプロペラみたいでかっこいいです。
今時(?)のFANに変更するのがもったいないですが、まあしょうがないです。
こんな感じで付け替えました。良い感じで冷却されて、
無事お客様のところで活躍しているようです。
このようなちょっとしたメンテで骨董品級の古い装置も延命できるのではないかと思います。
修理やメンテでのお問合せお待ちしております!!
装置用パソコン修理 2021/05/07
三島です。いつもありがとうございます。
だいぶ久しぶりのブログです。
日々装置の安定稼働にご尽力されておられるエンジニアの皆様、
いまピアテクニカルでは装置用パソコン修理に力を入れております。
写真に写っているのはノベラス装置のパソコンです。おかげ様でこちらのパソコンだけで数台ご依頼頂きました。
このパソコンでなければ動かない装置や、リプレースが高額でだましだまし使用されている方もいらっしゃるかと思います。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、HDDやコンデンサの寿命は4年程度、マザーボードについている電池も5年程度と言われております。
データが飛んでしまう前に一度O/Hをご検討されてはいかがでしょうか。
何かお困りでしたら是非お問合せください!⇒ こちらから
養鶏場のモーターを修理しました。 2020/05/18
ピアテクニカルのささきです。
約1年ぶりのブログです。ご無沙汰しておりました。
コロナでなかなか営業に出れない日々が続いてますが、今回養鶏場よりモーター修理の依頼がきました。
三菱のACサーボモーター(HC-KFS23B)センターズレが起きて、モーターが動作しない状態とのこと。
修理品が到着し確認してみると、コネクタが標準ではなくギボシ端子になっていました。
ブレーキ用リード線も途中で切れており、どういう状態で使用していたのか?
半導体工場とは違う接続方法で使用しているのでしょうね。
でも、このモーター自体は半導体工場だけで使用されているわけではなく、いろいろな工場で使用されています。
既に製造中止になっており、修理できるのであれば修理し同じ環境のまま稼働させたいと考えているようです。
モーターベアリングの交換をし、エンコーダー取付位置調整を行い、正常に回転していることを確認して、出荷しました。
同じようにモーターに不具合が発生しているようであれば、一度修理依頼してみてはどうでしょうか?
診断・お見積りに料金は発生しません。
お問い合わせはこちら→モーター修理したい
ピアテクブログ担当ささきでした。
待ちに待った2020 2020/01/07
あけましておめでとうございます。
2020年になりました。
私の子供時代からすれば、空飛ぶクルマが行き交う
完全な21世紀の未来ですよ。
でも多くの風景は1980年代を子供として育ったころと
相変わりない感じもあり、意味ありげに感慨にふけってみたりという・・・。
で、今週より仕事が始まりましたが、年頭のあるメルマガに、
「いよいよ待ちに待った2020年ですね!」
との文言があり、ハッとしました。
待ちに待ってなかったなーーー。なにも。
ホント何でしょ、待ちに待ったことって最近ないなーと。
若いころは給料日が待ちに待った日だったこともありましたが、
今や、アッという間に給料振り込み日が押し寄せて・・・
こんな状態。
オリンピックイヤーでこれに関連してイベントや施設がオープンしていきます。
正直、自分には関係ないと思ってたけど、
今からでも遅くない。2020年を待ちに待っていた!ことにしよう!
オリンピックのチケットはないけど、何かしら必ず楽しもうと
思った年頭でした。
今年も宜しくお願いします。